2016/04/11

スプレッドシートの便利機能!いろんな計算を一瞬で行う・一瞬でグラフを表示する!


これまで、数式の使い方や入力の仕方を学んできましたが、
今回は、あまり知られていない便利機能について解説します。

指定した範囲のデータの合計や、個数、最大値、最小値、などをいちいち計算式や関数を入力して求めるのが面倒くさいということがあると思います。

前回の記事を参考に、こんな感じのデータを用意してみてください。

それぞれの列には、同じ形式のデータ(文字、とか、数値とか)が入力されています。
ここで、D列(合計と書かれた列)に入力されている数値の合計とか、平均などを求めたい場合は、合計したい範囲をドラッグすると一瞬で計算結果が表示されるのです。

いろんな計算を一瞬でやってみよう!


D列で、合計を求めたい範囲をドラッグします。

すると、画面右下の部分に、「合計:____」と表示されている箇所が見えます。
「合計」ではなく、
「平均」や、「個数」などが表示されている場合もあります。

この、「合計」と表示されている箇所をクリックすると、
このように、選択した範囲で計算できる値が表示されます。
例えば、「平均」をクリックすると、

選択したセルの範囲の平均を表示させるように、設定を変更できます。

このようにして、計算したい範囲を選択するだけで、
簡単に、合計や平均、データの個数といった集計を簡単に行うことができますので、
ぜひこの機能を活用してみてください!

グラフを一瞬で作ってみよう!

記事の冒頭で用意したデータがこんな感じで、あります。

この表の中のセル(例えばC2セルとか)をクリックしてみます。

すると、画面の右下に、「データ検索」と書かれたボタンが表示されます。

「データ検索」ボタンをクリックすると、選択した範囲のデータを用いて作成できる、
Googleさんがオススメのグラフの種類が表示されますので、
一番、「これぞ!?」と思うものを選んでみましょう。

たくさんの中から選択して、「グラフを挿入する」ボタンをクリックすると、

なんということでしょう!

シートの中にグラフが挿入されました。

グラフの配置や、グラフ全体の大きさは、
表をドラッグアンドドロップすることで、変更できます。

いかがでしたか?
スプレッドシートのデータの範囲を簡単に集計したり、
グラフを簡単に作成することができました。

このように、とても簡単な操作でデータの活用がどんどんできるようになりますので、
スプレッドシートを楽しく学んで、職場や学校などでもグイグイ使っていけるように、
これからも記事をお読みいただけたらと思います。



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2016/04/07

スプレッドシートで四則演算の数式を試してみよう!


以前の記事で、
http://spreadsheetapp.blogspot.jp/2016/04/blog-post_6.html

スプレッドシートのセル同士の掛け算や、セルの数字と指定した数値の掛け算をしました。
いきなり掛け算の操作を行ったので、掛け算以外の計算も解説しておこうと思います。
では、スプレッドシートを開きましょう。

スプレッドシートの数式をたくさん試してみよう!

数式の計算結果をわかりやすくするために、
以下のようにデータを入力してみてください。


このように、入力してみました。

掛け算の計算は、
=(セル) * (セル)
計算結果を表示したいセルを指定して、=(イコール)を入力し、
掛けあわせたいセルとセルの間に、*(アスタリスク)を入力しました。

この、「*」のことを演算子といい、計算の仕方をこの演算子が指定します。

計算をする演算子には、例えば以下のものがあります。
+ (プラス):足し算
- (マイナス):引き算
* (アスタリスク):掛け算
/ (スラッシュ):割り算



四則演算してみよう!

掛け算のやり方と同様に、
セルとセルを指定して、四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)をしてみましょう。
以下のように、入力してみてください。
D2セル:「=A2+B2
D3セル:「=A3-B3
D4セル:「=A4*B4
D5セル:「=A5/B5

なんということでしょう!

それぞれのセルに指定した計算の結果が表示されます。

数式では、2つのセルだけで計算だけではなく、3つ以上のセルを複数の演算子を使って計算させることができます。

計算の順番はどうなるんだろう?演算子の優先順位

足し算、引き算、掛け算、割り算の計算が行われる優先順位は、以下のようになります。

1.掛け算と割り算
2.足し算と引き算

では、最初に足し算や引き算をしてから、その値に掛け算や割り算を使いたい時にはどうしたらよいでしょう?

そう!「()」カッコで、先に計算したい箇所を囲うことで、
掛け算や割り算よりも先に、足し算や引き算を行うことができるようになります。

試してみましょう。
以下のように、データを入力してみてください。

A7セルから、E11セルまでに、このように入力してみました。

では、カッコをつけないで、複数のセルで計算をしてみましょう。
E8セルに、「=A8+B8*C8
E9セルに、「=A9-B9*C9
と、入力してみましょう。

すると、
E8セルには、1 + 6(2かける3を先に計算) の、7が、
E9セルには、1 - 6(2かける3を先に計算) の、-5が、
それぞれ表示されます。


次に、カッコをつけて複数のセルで計算をしてみましょう。
E10セルに、「=(A10+B10)*C10
E11セルに、「=(A11-B11)*C11
と、入力してみましょう。

すると、
E10セルには、3(1 + 2 を先に計算)かける3の、9が、
E11セルには、3(1 - 2 を先に計算)かける3の、-3が、
それぞれ表示されます。


複数のセルを使って計算をしたい時は、
()カッコを使って計算を行うことで、数式を確認する時に見やすくなったり、
優先順位を間違えずに設定できるので、ぜひ覚えておきましょう!

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2016/04/06

スプレッドシートの基本的な使い方を体験してみよう!(セル枠線や色、文字のフォントの変更)


前の記事では、
  • セルを選択して入力をすること
  • セル同士の掛け算をすること
  • セルと指定した数字の掛け算をすること
  • セルの内容をコピペすること
を学びました。

枠線も、色も付いていない文字を見たって、全然見づらい資料のままですので、
本記事では、入力したデータを綺麗に装飾するたくさんの機能を説明します。

※本記事では、入力されたスプレッドシートのファイルが必要になりますので、
 スプレッドシートの基本的な操作に慣れていない方は、前の記事を参考に
 以下のようなデータを作成しましょう。

このように、1行目にはデータの見出しを入力し、
2行目以降にはデータを入力しておいてください。

枠線を作ってみよう!

データが入力されている表の1番左上のセル(A1セル)をクリックし、
クリックしたままの状態で1番右下のセル(E6セル)までカーソルを移動させます。
表の1番右下のセルまでカーソルが移動したら、クリックした指を離しましょう。
操作を行う対象となる範囲が選択されます。
※クリックをしたまま範囲を選択することを「ドラッグ」といいます。

画面上部のメニューバーから、田んぼの「田」のような箇所、枠線ボタンをクリックします。
すると、たくさんの枠線の形式が出てくるのですが、ここでは「田」(すべての枠線)をクリックします。

なんということでしょう!

選択した範囲のセルすべてが枠線で囲まれました。
同じ手順で他の枠線のボタンをクリックして、どのような線が引かれるか試してみてください。

一度行った操作を取り消すための便利なショートカットがあります。
Windowsでは、「Ctrl + Z」
Macでは、「Command + Z」
を押してみましょう。

なんということでしょう!
直前の動作(枠線を引く)を取り消すことができます。
枠線が引かれていない状態で、「田」(すべての枠線)以外の枠線がどのようなものか、ぜひ試してみてください。

セルを塗りつぶしてみよう!

塗りつぶして色をつけたい範囲をドラッグしてみましょう。
(A1セルをクリックし、E1セルまでカーソルを移動させて指を離しましたよ)
画面上部のメニューバーから、バケツのような箇所、塗りつぶしの色ボタンをクリックします。
すると、塗りつぶしに指定できる色が表示されます。
「カスタム」の下の箇所をクリックすると、もっとたくさんの色の中から塗りつぶしに指定できる色を選択することができます。

なんということでしょう!
ここでは、「とにかく明るい」色を選択したかったので、
「明るい黄色 3」という色を設定しました。
ぜひ、好きな色を指定してみてください。

文字を中央揃えにする!

表の一番上の色を変えて目立たせましたが、
いちばん上の行は、文字を真ん中寄せにしたい、その方が見やすいだろう!
と思われたかと思います。

文字を真ん中寄せにしたい範囲をドラッグしてみましょう。
(A1セルをクリックし、E1セルまでカーソルを移動させて指を離しました)

画面上部のメニューバーから、横線がなんだか多い箇所、水平方向の配置ボタンをクリックします。
すると、文字の配置を、左寄せ、中央揃え、右寄せ、に変更するボタンが表示されます。

なんということでしょう!
ここでは、文字を真ん中に寄せたかったので、「中央」を選択しました。

これで、だいぶ表の見栄えが良くなりましたね!
最後に、
塗りつぶして色をつけた範囲と同じ範囲をドラッグしてみましょう。
(A1セルをクリックし、E1セルまでカーソルを移動させて指を離してます)
Windowsでは、「Ctrl + B」
Macでは、「Command + B」
を押してみましょう!

なんということでしょう!
文字が太字になりました!

Windowsでは、「Ctrl + B」
Macでは、「Command + B」
は、文字を太字にしたり、太字の文字を太字ではなくする、
というショートカットだったのです。
画面上部のメニューバーから、「B」(太字)のボタンをクリックすることでも同じ操作ができます。

ここまでで、
  • セルの範囲を選択して枠線を設定すること
  • 直前の動作のやり直しのシートカット
  • セルの範囲を選択して枠線を設定すること
  • セルの範囲を選択して文字を真ん中寄せにすること
  • セルの範囲を選択して文字を太文字にすること
を学びました。

簡単に操作を学べましたか?

記事で解説した機能や操作以外にも、たくさんの便利な機能がありますので、
ぜひどんどん試してみてくださいね。



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スプレッドシートの基本的な使い方を体験してみよう!(数式の入力)


前の記事では、

  1. スプレッドシートにアクセスして、
  2. セルに文字を入力すること、
  3. スプレッドシートのファイル名を変更すること
を学びました。
「おいおい!表計算ソフトっていうくらいだから、便利な計算だってできるんだろぃ?」
「表を可愛く作ることもできるんざましょ?」


と、感じられているかと思いますので、
本記事では、スプレッドシートの基本的な操作を解説していきます。

スプレッドシートに数字を入力してみよう!

新しいスプレッドシートを作成して、こんな感じで入力してみましょう!

列(表の上のところのアルファベットのところ)が「A」、
行(表の左のところの数字のところ)が「1」、
のところ、これを、セルA1(あるいはA1セル)といいます。
セルA1に、「買うもの」と入力して、「Enter」キーを押します。

同じように、
B1セルに、「値段」
C1セルに、「買う数」
D1セルに、「合計」
E1セルに、「合計(税込)」
と入力しましょう。

セルに文字を入力する練習になりますね!
では、さらに入力をして・・・

こんな感じで、
A2セルに「シャンプー」、B2セルに「1000」、C2セルに「2」
と、入力してみます。
1000円のシャンプーを、2つ買う、ということを表で表してみました。

同じように、
A3セルに「ティッシュ」、B3セルに「200」、C3セルに「5」
A4セルに「綿棒」、B4セルに「100」、C4セルに「1」
A5セルに「電動歯ブラシ」、B5セルに「8000」、C5セルに「1」
A6セルに「歯磨き粉」、B6セルに「500」、C6セルに「1」
と入力します。

スプレッドシートで数式を入力してみよう!

さて、ここで、「合計」と書かれたセルには、「値段」のセルと、「買う数」のセルの
数字を掛け算したらいいんじゃないか?
と、ひらめいたかと思います。
では、D2セルに、このように入力してみてください。

=B2*C2
と、入力して、「Enter」キーを押します。
すると・・・

なんということでしょう!?
D2セルには、1000 × 200 の計算の答えの2000が表示されます。

同じように、D3セルに、「=B3*C3」と入力してみましょう。

すると、このように計算された答えが表示されます。

同じように、D4セル、D5セル、D6セルにも直接数式を入力したいところですが、
便利な技を紹介します。
その名も、「コピー&ペースト(略してコピペ)!」

D3セルを選択して、
Windowsの方は、「Ctrl + C」、
Macの方は、「Command + C」
を同時に押してみましょう。


そうしたら、D4セルを選択して、
Windowsの方は、「Ctrl + V」、
Macの方は、「Command + V」
を同時に押してみましょう。

なんということでしょう!
D4セルに、数式が自動的に入力されているのです。

この、
Windowsの方は、「Ctrl + C」、
Macの方は、「Command + C」
のことを、「コピー」

Windowsの方は、「Ctrl + V」、
Macの方は、「Command + V」
のことを、ペースト、といいます。

セルを選択して、コピー&ペーストをすると、
入力された値や数式を複製することができるのです。

同じ要領で、D5セル、D6セルにも、数式をコピー&ペーストしましょう。
これで、セル同士の掛け算についてはマスターできましたね?

では、Dのセルに、消費税(8%)を足した金額を出すにはどうしたらいいでしょうか?
E2セルに、このように入力してみてください。
=D2*1.08
と、入力して、「Enter」キーを押します。
すると・・・
なんということでしょう!?
E2セルには、2000 × 1.08(消費税8%を足した数) の計算の答えの2160が表示されます。

同じように、E3セルからE6セルには、E2セルを選択して、数式をコピペしましょう!
ここまでで、

  • セルを選択して入力をすること
  • セル同士の掛け算をすること
  • セルと指定した数字の掛け算をすること
  • セルの内容をコピペすること
を学びました。
とても、パワーアップしたことと実感しているでしょう!

まだまだ、たくさんの楽しい機能がスプレッドシートには秘められていますので、
次の記事以降の解説を楽しみにお待ちください!






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2016/04/03

スプレッドシートを使ってみよう!


前回の記事で、スプレッドシートを使うために、Googleドライブへのアクセス方法について説明しました。
以下のURLを開くと、Googleドライブにすぐにアクセスできます。
https://drive.google.com/

新しいスプレッドシートを作成する

それでは、さっそくスプレッドシートを使ってみましょう!

Googleドライブにアクセスした画面から、「新規」をクリック

「Google スプレッドシート」をクリック

新しいスプレッドシートが作成されました!

操作はこれだけ!

スプレッドシートに文字を打ち込んでみよう!

入力したい箇所(セル、と言います)をクリックして、文字を打ち込む!それだけ!
入力ができたら、パソコンのキーボードの「enter」キーを押すと、入力が完了します。
入力した内容は、すぐに自動的に保存されます!

このようにして、新しいスプレッドシートを簡単に作成することができました。
Googleドライブにもう一度アクセスすると、

このように、「無題のスプレッドシート」というファイルが作成されて、保存されています。

この、スプレッドシートや、開きたいファイル名をダブルクリックすると、
ファイルを開くことができます。

ファイル名が書かれている箇所をクリックすると、スプレッドシートのファイル名を変更することができます。

ここでは、「はじめてのスプレッドシート」というファイル名に変更しておきましょう。
ファイル名を変更しました。

変更したファイル名は、Googleドライブに自動的に反映されます。

はじめてGoogleのスプレッドシートを作成し、文字を入力するという操作を行ってみました。
いかがでしたか?とても簡単に操作することができたかと思います。

次の記事では、数値の入力や簡単な計算について説明したいと思います。







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2016/04/01

スプレッドシートって何?


4月1日、新しい年度が始まりました!

大学に進学したり、新入社員になったり転職したり、いろんな人が新しい環境でたくさんの期待やワクワクを抱いていることでしょうね。

新しい環境で、Gmailのメールアドレスを付与された、という方もたくさんいると思います。
Gmailのアカウントでは、メールだけではなく、カレンダーや、資料を作成する、などのたくさんのことができるようになります。

スプレッドシートという、便利な表計算のソフトがあるので、それが一体何なのかを本記事では解説したいと思います。

スプレッドシートって何?



Googleが提供するExcelみたいなもの、っていう説明をよく聞くかと思うのですが、
そもそもExcelを知らない!っていう方が多くいると思うんですよね。
スプレッドシートでできること、Excelでできること、ってそもそも何?を解説します。

スプレッドシートは、表を作成するためのソフト(表計算ソフトと言われます)で、
Googleが提供しているサービスの一つです。Gmailのアカウントがあれば、誰でも使うことができるソフトです。

枠線や、色を指定した綺麗な表を作ったり、表のデータの合計を自動で計算することが簡単にできます。

スプレッドシートでできること

・インターネット接続さえできれば誰でも使える!
・データの入力やコピーが簡単!
・表を作成することが簡単!
・電卓のような計算ができる!
・グラフを簡単に作ることができる!
・複数人で同時にデータの作成ができる!

などなど、たくさんの便利なことができます!

スプレッドシートにアクセスしてみる

では、さっそくスプレッドシートを使うために、スプレッドシートにアクセスしてみましょう!

まず、以下のURLにアクセスし、Googleのサイトに接続しましょう。
※使用するブラウザは、Google Chromeを推奨しています。
画面の右上部分の「ログイン」ボタンをクリックします。 


ログイン用のメールアドレスを入力して、
「次へ」

 パスワードを入力し、
「ログイン」

Googleアカウントにログイン後の画面の右上にある、
「Googleアプリ」ボタンをクリック


Googleアプリボタンをクリック
 Googleアプリのアイコンが表示されます。
「ドライブ」をクリック


 Googleドライブという、スプレッドシートなどのデータを作成して保存や共有をするシステムが表示されます。
※使用しているアカウントで一つもファイルを作成したり、共有されていない状態

Googleドライブへは、
https://drive.google.com
のURLからもアクセスすることができます。

この、Googleドライブにアクセスして、スプレッドシートのファイルを開いて
操作を行います。

次の記事では、Googleドライブから、スプレッドシートを新しく作成して、
データを入力するための基本的な操作について学んでいきます。


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