2017/08/27

IF関数の使い方〜条件によって処理を関数IF入門〜


スプレッドシートの活用力を高めるため、関数の使い方に慣れましょう。
今回は、条件ごとに処理を変える関数 IF について学んでいきます。


スムージー販売をするための調達について、数量が多い場合は割引をしてもらえることにします。
数量が100以上の商品は10%値引きになる、という数式をセルに設定して、
割引率を計算しましょう。
G8セルをクリック
= IF(E8>=100,10%,"")
と半角で入力し 「Enter」 キーを押して入力を確定しましょう。
10%と等しい、 「0.1」が表示されました。

続いて表示形式にパーセントを適用します。
G8セルをクリック>「表示形式」をクリック>「数字」をクリック>「パーセント」をクリックすると、表示形式がパーセントになりました。
小数点以下の桁数を減らし、整数の表記にしておきましょう。

次にG17セルまでの各セルに、同じ計算式を適用しましょう。
関数を入力したG8セルをクリック>右下の隅にマウスを合わせて、カーソルを「+」の状態にし、右下をクリック>G17セルの位置までドラックアンドドロップします。
G17セルまでの各セルに関数が適用されました。
数量が100以上のセルには「10%」と表示され、数量が100未満のセルは空白のままとなっています。
これは IF関数の引数に条件として、E8セルの値が100以上ならば、合致する時の処理として、10%と入力し、合致しない時の処理として、何も設定しない、としているためです。
ここまでで調達数量に応じて、割引率を定義することが出来ました。

それでは割引後金額に、割引率を反映させていきましょう。
H8セルをダブルクリック、半角で
=(1-G8)*F8
と入力し 「Enter」 キーを押して入力を確定します。
割引が適用されました。

次にH17セルまでの各セルに同じ計算式を適用しましょう。
関数を入力したH8セルをクリック、右下の隅にマウスを合わせて、カーソルをプラスの状態にし、右下をクリック、H17の位置までドラックアンドドロップします。
H17セルまでの各セルに関数が適用されました。

さて、計算式で引き算の部分を()で囲い、計算の優先順位を上げていますが、これは算数と同様に、スプレッドシートでも掛け算の演算子の優先順位が、引き算の演算子の優先順位より高いためです。
掛け算や割り算がある時には、()の付け方や、数式の計算の順番を間違えないように注意しましょう。

解説は以上です。

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